【java】メソッドのオーバーライド、オーバーロードの違い(1)

今回のテーマ

今回と次回でjavaにおけるメソッドのオーバーライドと
オーバーロードについて説明します。

名前が似ているため間違いやすいです。
本記事ではオーバライドについて書きます。

オーバライドとは

オーバライドとは
「別クラス内で同じメソッド名で処理の中身を再定義し直す」ことです。

以下の例ではSuperClassで定義しているmethodを
Subclassでも定義しなおしてます。

※継承されている方をスーパクラス(SuperClass)、スーパクラスを継承した上で再定義している方をサブクラス(Subclass)とします。

public class SuperClass {
    public void method(){ //methodという名称でメソッドを定義      
        System.out.println("SuperClass"); //SuperClassという文字列を出力
    }
}

public class Subclass extends SuperClass{ //SuperClassを継承した上でSubclassを定義している。
    public void method(){ //methodという名称でメソッドを再定義(オーバライド)      
      System.out.println("Subclass"); //Subclassという文字列を出力
    }
}

オーバライドの条件

1.メソッド名と引数は同じ
上記例だとmethodという名称で、両方とも()で引数は設定しておりません。
しかし例えばスーパクラス側の引数を以下のように設定しているとすれば
引数の型、数、順番をサブクラス側でも合わせる必要があります。

public class SuperClass {
    public void method(int a,int b){ //intという型でそれぞれ引数a,bで設定している
        System.out.println("SuperClass"); 
    }
}

public class Subclass extends SuperClass{ 
    public void method(int a,int b){ //intという型でそれぞれ引数a,bで設定している
      System.out.println("Subclass"); 
    }
}